山留・構台・桟橋関連工事

水平切梁工法

水平切梁は山留壁オープンカット工法で広く採用されている工法です。山留壁に作用する側圧を、切梁・腹起・火打などの鋼製山留支保工で支持します。腹起は山留壁面に沿って水平に取付け、火打・切梁と接合し、切梁は平面的に格子状に設置します。これを掘削深度に応じた計算に基づいた間隔で水平に配置、床付迄の堀削を可能にします。軸力を受ける切梁の座屈防止、及び切梁の自重を受ける為に支柱(中間杭)を設置します。

また、軟弱地盤で山留壁の変形量が大きく予想され周辺地盤の沈下を防ぐ必要がある場合には、プレロード工法(油圧ジャッキにより予め切梁に軸力を導入)を用いて切梁を加圧し、掘削後の山留壁変形量を抑止します。

地盤条件や根切り深さ、敷地面積にあまり制限されない為、施工実績・信頼性の高い工法です。

角度違い火打システム

確実に荷重を伝達します。

プレロード作業にすぐ入れます。

コンクリートを使わないので、廃棄物が発生しません。

振れ角度左右各30°以内の任意の角度にフィットします。

ウラゴメマック

取り付け、解体が簡単です。
軽くて強靭です。(強化アルミニウム使用)
すぐに掘削などの次工程が出来ます。
工期が短縮されます。
解体時に廃棄物が発生しません。


コンクリートを裏込め材に使用した場合、コンクリートが固化するまで次工程へ進めません。また、解体時にコンクリートが廃材となり処理にもコストが掛ります。

裏込めマック(アルミニウム製)は、コンクリート無しで確実に荷重を伝達させることができます。次工程へすぐ進め(工期短縮)、リース品であるため、廃材も発生しません。

構台・桟橋

作業構台・乗入桟橋とは、建設機械の作業スペースや工事用車両の通行、資材の仮置スペース等を確保する為の、仮設橋梁の総称で建築・土木の分野を問わず広く施工されています。作業場内の建設機械(主に揚重機・掘削機)の施工能力、台数から必要となる構台のスペース(面積)を計画します。また、道路工事等においては路面を一時的に覆工し、一般車両の通行の妨げとならないよう路下での地下工事を行う為に設置します。

一般的に構台・桟橋は支持杭、大引(桁受)、根太(覆工受桁)、覆工板により構成され、支持杭・水平継材・垂直ブレース・水平ブレース迄の下部工と、大引(桁受)・根太(覆工受桁)、覆工板、手摺の上部工とに区分けされます。

掘削を伴う場合には段階的な掘削に応じて斜材(ブレース)を取付け、水平継材等の補強部材を取り付けて、掘削の進捗に応じて生ずる支持杭の変形・揺れなどの構造系の安定を保持します。